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2011/10/27 / phonda

「ドーナツに死す」

時間は有限であり、人はいつか必ず死ぬ。では、その制約がなくなったら、何をするだろう。

神状態になった僕は、まさにその制約を失っていた。

ドラゴンボールの「精神と時の部屋」で、ジョジョのように「スタンド」を出したら、火の鳥の「コスモゾーン」の概念が出てきてしまい、それこそが自分の実体なのだが、手に持って飲んでいるお茶と自分の区別がつかない。

つまり、もう完全に、「そうさ今こそアドベンチャー」状態になっていたのである。

人を殺そうが、高層ビルから飛び降りようが、おっぱいを触ろうが、本能のおもむくまま、何をしたっていい。

そこで僕がたどりついた結論は、おっぱい! おっぱい! おっぱいおっぱいおっぱい!!!

ではなく、「何かを書きたい」というものだった。そして、コンビニでノートとボールペンを買い、タクシーに乗った。筋斗雲じゃないんかい、というツッコミ、ありがとうございます。

行き先をたずねられ、べつにどこでもよかったので、「運転手さんの行きたいところまで」と言い、眠かったのでそのまま寝た。

ここからの詳細はキリがないので省略する。実際の時間にして、およそ8時間の、僕のグッドタイムバッドトリップは、新宿のラーメン屋で終わる。

「大丈夫? 気分でも悪い?」と、店主らしき人に声をかけられ、ハッと我に返った僕の目の前には、一口もつけず、冷めて伸び切った味噌ラーメンと、大学ノートと、ボールペン。

書かれていた文字は、「ペットボトル」の6文字だった。

<終わり>

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