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2011/06/16 / phonda

2011年度、俺得ゲーム最優秀賞『パンドラの塔』

平日に徹夜をするほどのめり込み、先日、最後までクリアしたのであった。

まずこれは名作だということを、あらかじめ言っておきたい。Wiiのソフトのなかで屈指の完成度で、遊んだ人の心にかならず何かを残すはずだ。

今までになかったオリジナリティーを打ち出しているタイプの作品というより、いろんなゲームのいいとこ取りの、地味な存在感のゲームではある。

こういったものは、ゲームにかぎらず、なかなか評価されにくいものだ。

僕は元ネタ至上主義ではないので、新しいものが面白ければ、それに越したことはない。

このゲームは、物語上でも重要なメタファーとなっている「鎖」を使ったアクションが本当によく出来ているのだが、元ネタということなら、『悪魔城ドラキュラ』や、『海腹川背』を連想する。

儚いヒロインの存在と、頭脳とアクションを使って進んでいくゲーム部分からは、『ICO』や『ワンダと巨像』、はたまた『ゼルダの伝説』を思い出すだろう。

呪いをかけられ、徐々に肌や顔がグチャグチャになっていくヒロインの姿はかなりショックで、しかしだからこそ、救ってあげなくてはと強く思う。

その気持ちは、ある種、ギャルゲーと呼ばれるゲームで遊んでいるときの気持ちと同じだ。

ストーリーは明るいものではなく、暗く重い、死と悲劇の物語である。

結末が「パンドラの箱」になるか、「バベルの塔」になるか、そこは実際に遊んで確かめてほしい。

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