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2011/06/08 / phonda

『涼宮ハルヒの追想』

『涼宮ハルヒの追想』(PS3)が面白かった。

TVゲームが物語をあつかうときに得意とする、マルチストーリー、マルチエンディング形式のアドベンチャーゲームだが、この手のゲームは総当たり作業になるのが欠点とも言える。

別のルートへ進むために、セーブファイルをロードし直しては異なる選択肢を選び、ストーリーを回収していくのがほとんどだ。

その際、プレイヤーには記憶が残っているのに、登場人物はまるで初見のような行動をくり返すことが、作業気分を増長させる原因だろう。

しかしこのゲームでは、分岐点にマーカーを置いて、何度も移動することが遊びの核になっており、システムも演出も、逆手に取ったように作られているのが面白い。

時間と並行世界が交錯する48時間のループ世界を、プレイヤーと主人公のキョンだけが記憶を持ちこしたままストーリーを再編していく体験は、今のところゲームにしかできないことである。

僕は劇場版『涼宮ハルヒの消失』しか観ていないという、イレギュラーなパターンの人間であったが、このゲームから小説とTVアニメに入り、そして抜け出せなくなってしまった。

せっかくなので、このままずっと境界をあいまいにして楽しんで行こうと思っている。

追記:「涼宮ハルヒ」はどこを入口としても、キョンと一緒に突然その世界に放り込まれるのは共通していて、ずっとゲームの続きをやっているような感覚でございます。

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