Skip to content
2011/04/08 / phonda

言発

こんなメカを考えた。

これがあればもう、火力、原子力、消臭力、竹内力に電力エネルギーを頼らなくて済む。

言葉の持つ力を利用するのだ。

ざっくり説明すると、カラオケの採点マシーン的に、マイク的なもので音声的なものを拾い、内部的に変換して、エネルギー的なものを生み出す的な機械。

 「けっこう出るね」
 「出ましたね」
 「言葉の暴力は偉大だ」
 「語尾の”ね”にアクセントをつけがちですが、”死”につけたほうが出ますね」
 「出るんだよね」
 「もう1回測定してみますか」
 「やろう」
 「お願いします」
 「死ね!!!!」
 「……」
 「……」
 「あ、電源入ってなくない?」
 「忘れてました」
 「あー、あ、あ、マイクテス、マイクテス」
 「まだ入ってませんよ」
 「早くしろバカ!」
 「うるせえ童貞!」
 「……」
 「どうぞ」
 「……もうできない。心が壊れてしまった」
 「チッ……」
 「あ、舌打ちもけっこう出るんだね」
 「出ましたね」

こうして日夜、研究所ではデータの収集が行われていたが、ある日、童貞がメカの電源を切り忘れて帰ってしまい、翌日、信じられないほどのエネルギー数値が叩き出される。

それは、「無視」による永久機関だった。

みたいな、なー!

広告