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2011/03/09 / phonda

魔の三角海域

3人以上でする会話は高度だなと思う。

先日、会社で打ち合わせがあった。僕と上司、そして他社の人(Aさん)を含めた3人。

ちょっとした印刷物についての打ち合わせだった。

圧迫感のあるものや、見る人を不安にさせるものは避けたい、という話をしていたときのこと。

 A「品性を疑うような広告も多いですもんね」
 僕「不安を煽ることが目的なんじゃないかと思うほどの」
 A「ああ、セキュリティーソフトのCMとか」
 僕「うわー、ダメです、絶対。超キライ」
 A「不安心理を煽るのもひとつの手ですからね」

という話に、どうも上司が入ってこない。ずっと「へ?」みたいな顔をしているので、Aさんが上司にこう聞いた。

 A「どんなものを見ると不安になります?」
 上「うーん、むずかしいなあ。私はラグビーが好きなんだけど」
 A「ほう、ラグビーですか」
 上「スポーツはどれもチームプレーだけども、個人技の光る選手がいるといいね」
 A「はっはー、個人技の光る選手」
 上「個人技の集まりがチームとも言えるし、だからそういう選手のプレーを見たときかな」
 A「なるほどー…たしかに…」

僕とAさんは、「不安心理」の話をしていて、上司は「ファン心理」の話をしている。

ダジャレが具現化したような、この異空間。むしろ全員が「不安」である。

このあとさらにAさんが、おそらく東京ミッドタウンのことを指して、「ミッドナイト」の話をし始めるなど、3人ともが微妙にズレたまま、打ち合わせは終わった。

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