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2009/07/21 / phonda

ポンコツ

小学校のころ、友達数人と映画を観に行った。テレビ局が主催した、なんということのない映画だったと思う。

僕たちは帰りがけにラーメンを食べようということになり、スーパーのフードコートで醤油ラーメンを食べていた。さっき観た映画か学校のことだったか、とにかく僕たちはバカな話をして笑っていた。なぜって小学生だからだ。

すると、フードコートの従業員と思われるおばさんが飛び出してきて「いい加減にしなさい!」と怒鳴った。話すことに夢中になって、うるさくしすぎたのかもしれないと即座に僕たちは判断して謝った。

「私のこと笑ってたでしょ!分かってるんだから!バカにして!」

僕らは凍りついた。今こうして謝ったことがつまり「おばさんを笑っていたこと」を認めてしまったことに、自動的になった。そこから、出身校や担任の名前までいろいろと聴取された。もちろん全員が「?」という表情で答えた。

「おばさんはね、これでも元教員なんだからね!バカにして!」

すごい剣幕だったけれど、とりあえず釈放されたので、僕たちは暗い表情のまま帰った。他のみんながどんな事を考えていたのか、僕には分からないが、確実に僕には「その後」を決定する何かとなった。

この世界は全部ぶっ壊れていて、全部がコントで出来ている。

そう明文化したのは、ずいぶんと後になってからのことだけど、今でも一貫してそう思っている。

バカにして!

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